こんにちは!ゆうきです。
グループディスカッション(略称:GD、グルディス等)はエントリーシートや面接などと並び、企業がインターンシップへの参加者を募集する際や、正社員として本採用する際の選考方法の1つとして実施されています。しかし、初めてでどう振舞っていいか分からない方や、何度やってもうまく実力を発揮できない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、インターン選考や本選考で実施されることの多いグループディスカッションの当日の流れとその内容をお伝えするとともに、グループディスカッションでよく出題されるテーマについても紹介していきます。
次のような人にオススメ!
- グループディスカッションとは何かを知らない人
- グループディスカッションを受けたことがない人
- グループディスカッションの選考を控えている人
選考におけるグループディスカッションの位置づけ
グループディスカッションはエントリーシート(ES)や面接など他の選考方法では測りにくい対人コミュニケーション力や論理的思考力を見ることができるため、夏・冬インターンシップ選考、本選考など、選考目的問わず幅広く行われるのが特徴です。
また、「選考フローの初期~中盤」で行われることが多いです。エントリ後、いきなりグループディスカッションの選考が行われるパターンもあれば、エントリーシート通過後の2次選考として行われる場合もあります。特に大手企業の場合は、応募者の母数が多いため、エントリーシートの次の段階でグループディスカッション選考が行われることが多い印象です。
- ES・WEBテ→グループディスカッション→個人面接→合格
- グループディスカッション→WEBテ→個人面接→合格
- 集団面接→グループディスカッション→WEBテ→個人面接→合格
当日の流れと概要
グループディスカッションは名の通り、3~6人程のグループに分かれて、人事から提示された「テーマ」について議論します。この章では当日の流れとその具体的な内容をお伝えします。
グループディスカッションの実際の流れ
企業や実施機関によりますが、私が過去に参加したグループディスカッションは以下のフローで行われることが多かったです。
基本的に初対面の他の就活生と議論することになるため、まずは同じグループになったメンバーと自己紹介をし、話しやすい雰囲気を作る時間が設けられます。その後、ディスカッションするテーマが発表され、各グループで議論する流れになります。ディスカッション後は、グループ内でまとまった答え・結論を他のグループに向けて発表する時間が設けられる場合もあります。積極的に発表者に立候補しましょう。
- GDの説明やグループ分けの発表(3~6人程)
- グループごとに自己紹介・アイスブレイク(10~15分程)
- 全体にてディスカッションテーマの発表
- グループごとに議論開始
- グループ代表者が全体に向け結論を発表(1グループ5~10分程)
「どんなテーマ」でディスカッションするの?
テーマは業界に特化したビジネスライクな話題から、身近な社会問題に関する話題、働き方に関する話題まで様々です。
よくあるビジネスライクなテーマとしては、「お店の売上を上げる施策を考える」ことです。飲食店やアパレルショップ、サロンなどがメジャーで、必ずしも選考を受ける企業の業種・業態によるものとは限りません。
また、身近な社会問題に関するテーマとしては、日本の「少子高齢化問題」や「教育格差」を解決するための施策などが挙げられ、働き方に関するものとしては「生産性向上」「長時間労働」の解決施策がよく取り上げられる印象です。
その他、筆者が出会ったテーマ例は以下の通りです。
- 美容サロンが新規顧客を獲得するための施策とは?
- 衆議院選挙の若者の投票率を上げるための施策とは?
- 2030年までにGDP1000兆円を目指すための施策とは?
- 無人島に1つだけ持って行くとしたら何か? 等々
採用する企業側が見たいのは、話しの内容より、「参加者が会議の場でどのような言葉を発し、立振る舞いをするか」である場合が多いです。そのため、参加者の大半がグループディスカッションに慣れていないと想定される場合、「無人島に1つだけ持って行くとしたら何か?」のようなラフなテーマが出されることもあります。
会議する「時間」はどれくらい?
ディスカッションの制限時間は20~30分の短時間で行われるパータンから、60分~90分じっくりと会議するパターンまであります。
また、休憩を挟んだ後、グループとテーマを替えて、グループディスカッションを2回以上行うパターンもあります。その上、どのパターンで行われるかは当日まで明かされないことがほとんどです。
実施場所は?
実施場所は募集企業のオフィスや貸会議室などのオフライン会場に加え、ZOOMやGoogle Meet等のオンライン会場で行われることが多いです。
オフライン会場の場合、他の参加者と直接会話をしたり、オフィス内であれば会社の雰囲気を知ることもできます。対して、オンライン会場は自宅から参加するため、気軽に参加できることや服装に気を遣う必要がないなどのメリットがあります。しかし、通信環境を整える必要があったり、オンライン会議独特の”会話の間”の取りにくさがあったりなどデメリットもあります。
- オフライン会場:本社オフィス、貸会議室
- オンライン会場:ZOOM、Google Meet、WebEx Meeting等
まとめ
いかがでしたでしょうか?
グループディスカッションの通過率を上げるためには、とにかく場数を踏むことが最も重要です。自分がどのような立ち回りをすべきかどうかは実際にやってみないと分かりません。
苦手意識がある方は、グループディスカッションに参加する目的で選考を受け、練習することも一つの手です。是非トライしてみてください!