新卒就活

ガクチカで「学業」について書いてはいけない本当の理由。その対策とは?

こんにちは!ゆうきです。

突然ですが、エントリーシートでガクチカ(学生時代頑張ったこと)を書くにあたって、大学や高校で「勉強を頑張った経験」について書こうと思っている人も多いのではないでしょうか?

タイトルでは「書いてはいけない理由」としていますが、必ずしも書いてはいけないという訳ではありません。しかし、ガクチカに学業について書くにあたってはいくつか注意が必要です。

そこで今回は、ガクチカで「学業について書くことが好まれない理由」「それでも学業について書きたい!という人に向けた対策」を記していきたいと思います。

※この記事において、「ガクチカで学業について書くこと」を否定する意図はありません。
※著者個人としての考えが、記事を見てくださる方の就活を後押しできればと思い書いています。

ゆうき

次のような人にオススメ!

  • ガクチカで大学での勉強について書こうと思っている
  • ガクチカで資格取得について書こうと思っている
  • ガクチカを見る企業側の意図を知りたい
「私の強みは課題解決力です。」のガクチカは要注意!?行動のプロセスを具体化しよう。課題解決型のエピソードを伝える際は行動の「背景」から「結果」のプロセスに沿って具体化して文章を作れば、話の繋がり(ロジック)を理解してもらえます。貴方が課題解決エピソードにおいて、特に力を発揮した「段階」を見つける方法とともに、その「段階」ごとに、アピールすべきあなたの強みも解説していきます。...

ガクチカで勉強について書かない方が良い理由

極論、会社は教育を受ける場ではないから

大学生や専門学校生は教育サービスを受ける側、言うなれば「お客さん」です。

しかし、社会人として会社で働く場合、その立場は逆転します。また、いくら新卒として「成長するために学ぶ」とはいっても、学生のように知識や経験をインプットするだけがゴールではありません。その学びをアウトプットするまでが社会人としての勉強なのです。

つまり、勉学をガクチカに書く際は「○○して努力して勉強した」というインプットで完結するエピソードより、「○○での学びを活かし、△△という行動を取った」という、インプットからアウトプットまでの流れを示す内容の方が良いと考えられます。

「大学ではマーケティング論を専攻し、ケーススタディを通して”4P”の概念を学んだ。…そこでの学びを基に、アルバイト先の飲食店において新たな商品や接客サービスの改善を提案し、…」

「学んだ」だけで終わらせるのではなく、学びを活かした経験まで書く。

あくまで上記は一例です。いずれにせよ、「学びを活かせる人材」であることを伝えられると、入社後の活躍を企業側に再現性高くイメージさせることができます

仕事は独りで完結しないから

ガクチカで勉学のエピソードが好まれない2つ目の理由は、「仕事はひとりで完結しないから」です。

資格取得や大学での勉強の話は入社後の活躍を想像しにくい

社会人として会社に勤めるようになると、お客様や同僚、上司、他の関係する会社の人など、多方面からの協力のもと仕事をすることになります。つまり、自分一人で仕事が完結することは全くと言っていいほどありません

ゼミナール等でグループワークの形式でディスカッションした経験の場合は独りで完結することはないので別ですが、資格取得や試験のための勉強などは独りで行う面が強い場合が多いです。

そのため、これらのエピソードをガクチカで伝えても、企業側は「就活生が入社後に周囲の協力を得ながら成し遂げている姿」を想像しにくくなると考えます

では、資格取得や勉強を頑張った経験はガクチカで使えないのか

と思われる人もいるしれませんが、すべての場合がそうではありません。

「学生なんだから勉強を頑張った経験を正当に評価すべき」と考える企業も少なくありません。大切なのは、志望する企業の「求める人物像」を理解し、それに沿った人であることをアピールできるガクチカが書けているかどうかです。

自分が受ける企業ではどのようなエピソードが好まれる傾向にあるのかは、説明会等で情報収集したり、就活情報サイトで挙げられているエントリーシートをみたり、OB訪問をしたりすることで知ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまで、ガクチカで勉学について書くことが好まれない理由とその対策について書いてきました。しかし、これらの勉学に関するガクチカ自体を否定しているわけではありません。

勉学についてガクチカを書く際は、「企業側が求める人物像に沿っているか?」「入社後に自分が活躍するイメージを沸かせる内容になっているか?」を確かめながら書いてみてください。

これらのポイントは、どんな内容のガクチカを書いたとしても重要な心構えとなります。是非意識してみてください。